PIXUS MG8130とTS8330の比較

相変わらず、毎年年末ギリギリにならないと年賀状を作らないのは、忙しいからというよりはやる気の問題。10年前、MG8130を購入したときも、こんな書き出しで記事を書いていたっけ。

そう、我が家で使用しているPIXUS MG8130という複合機は、今年で10年目。スキャナのフタ部分は根元が割れてしまい、きちんと閉まらない状態。用紙送りも、3回に1回くらいは滑ってしまって正常に送られない状態。

それでも、だましだまし使っていましたが、ついに買い替える決断をしました。

使う頻度もそう高くはないし、写真がキレイに印刷できてくれれば他の機能はそこそこでいいので、インクタンクが各色独立していて、カラーインクがCMYの他にもう1色(グレーやフォトブルーなど)あって、できるだけ安価な機種を探してみました。

候補はTS8330でしたが…

個人的な好みで、プリンタ(複合機)はキヤノン一択。現行機種の中で上記条件に合う機種は、プレミアムハイスペックモデルのXK90、プレミアムフラッグシップモデルのXK70、ハイスペックモデルのTS8430、TS8430からQRコード接続を省略したTS8330。

たぶん、10年前の自分なら、間違いなくプレミアムハイスペックモデルのXK90を買っていたと思います。用途や内容に関係なく、買うときは常に最上位機種じゃなきゃ!という変な意欲がありました。

でも、今は頻繁に印刷もしないし、用途に合ったものを選べるようになったので、そこにあまり費用は掛ける必要もないかな、と。

そんな訳で、条件に合う候補の中で一番安価で購入できるTS8330を買うことにしました。

しかし、年末はプリンタが最も売れる時期ということをすっかり忘れていました。プリンタを取り扱っている量販店のどこをまわっても、既に売り切れ。店員に聞いてみると、TS8330が最も人気があるようで、予約しても入荷まで1ヶ月以上かかるとのこと。

他の機種の在庫状況も聞いてみましたが、キヤノンはXK90以外在庫なし+予約は1ヶ月以上待ち。

結局3つ隣の市へ

無いものは仕方がないので、大学生時代によく利用していた、3つ隣の市にあるPC専門店まで足を延ばしてみたところ、3種類あるカラー全て在庫潤沢。キヤノンどころか、エプソンやブラザーも品切れなし。さすがは専門店、無事TS8330をゲットすることができました。

量販店は何件もまわって、ほとんどの店でほとんどのメーカーの最上位機種以外が在庫なしだったのに、専門店にはたくさん在庫がある、というのは、なんだか不思議ですね。自分でPCを組む人向けに、パーツ単位で売っているような専門店なので、そういうものに縁がない方には入りにくい印象だったりするのかな。

ともあれ、候補機が購入できたので、さっそく旧機種MG8130と比較をしてみたいと思います。比較してみた感想は、あくまで一個人の感想ですよ。そして、毎度のことながら需要はあまりなさそう…(笑)

MG8130とTS8330の比較

10年ほど前に、MP960とMG8130を比較した記事を書いたことがありましたので、その時と同じ項目を比較してみます。

毎年、年末ギリギリにならないと年賀状を作らないのは、忙しいからというよりはやる気の問題(笑) あとは親の年賀状も作る関係で、親の分はどうしても帰省してからでな...

以降、MG8130は「MG」、TS8330は「TS」と略します。

振動

MGから約10年経ちましたが、振動については、プリントヘッドが左右に動いて印刷する特性上、これ以上振動を抑えるのは無理じゃないかと思っていました。しかし、予想に反してTSはだいぶ振動が抑えられていました。印刷速度が速くなっている(と思う)ので、プリントヘッドの動きも早くなっていると思うのですが…。技術の進歩ってすごいですね!

動作音

印刷中の動作音は大きな変化はなし。音質が変わったかな。ただ、印刷中以外の音については、かなり抑えられていると感じます。特に用紙送りの音が小さくなっていて驚きました。

印刷速度

印刷速度は、MGでも不満はありませんでしたが、TSでさらに早くなりました。特に、年賀状の宛名印刷にかかる時間がかなり短縮されていて驚きました。

印刷中の速度も改善されていますが、電源を入れた後、印刷できるようになるまでの時間や、ときどき待たされるインクヘッドのクリーニングのような動作も、大幅に改善されていました。

MGでは、電源を入れてから印刷できるようになるまでのヘッドクリーニングのような動作がとても長く、数分待たされるような状況もありましたが、TSでは今のところほとんど待たされることはありません。

ただ、アイドリング中にときどきクリーニングをしているような動作があるので、待機中にこまめにクリーニングすることで、待ち時間を解消している可能性あり?

印刷コスト

MGとTSでインクタンクの形状が違うので、感覚的な良し悪しは特に感じません。カタログスペック通りだとすれば、それらを見て納得して購入しているので、プラスもマイナスもありません。

本体サイズと重さ

MGと比べると、TSはかなりコンパクトになりました。MGの外形寸法は横470mm×奥行392mm×高さ199mmで、重量は約10.7kg。対してTSの外形寸法は横373mm×奥行319mm×高さ141mmで、重量は約6.6kg。

特に、横幅が10cm近く小さくなったことと、重量が4kgほど軽くなったのは、スペースに余裕ができて喜ばしいことです。

また、操作パネルが上面から前面になったことも、操作が容易になって助かります。PCデスクで作業している状態では、上面にある操作パネルを見るために立ち上がる必要があったので、大きな差です。

印刷解像度

こちらはMGからTSになったことでスペックダウンです。MGが横9600×縦2400dpiだったのに対し、TSは横4800×縦2400dpiと、横方向のドット間隔が2倍になっています。

当然、10年前の機種とは言えMGは最上位機種でしたから、ミドルスペックのTSの方が数字の上で劣るのは仕方がないこと。でも、印刷結果を見る限りでは、気になるほどの差異は感じませんでした。

ちなみに細かいところでは、プリントヘッドのノズルも若干違いあり。C/Mはどちらも1536ノズル。Yはどちらも512ノズル。GYはMGが1536ノズルに対し、TSは1024ノズル。染料BK/顔料BKはMGが512ノズルに対し、TSは1024ノズル。意外でしたが、BKはどちらもTSの方が多いんですね。

スキャン解像度

こちらもTSになったことでスペックダウンです。MGがCCDセンサーで光学4800×4800dpi(ソフトウェア補完19200×19200dpi)に対し、TSはCISセンサーで光学2400×4800dpi。

読み取り諧調は、グレースケールがMGで48bit/8bitに対し、TSが16bit/8bitという違いがあるだけで、カラーはどちらもRGB各色16bit/8bitでした。

あと、TSにはフィルム読み取り機能はありません。

さいごに

ということで、大して知識もない素人が、カタログスペックと使ってみた体感で、MG8130とTS8330を比較してみました。

知識もないくせに、いっちょ前に比較なんかしやがって、なんて思われるかもしれませんが、プリンタに関する知識が十分にある状態で使用している人ばかりではないので、この「素人の体感」というのも、意外と役に立つんじゃないかな、なんて思ってみたり。そんなことないか(笑)

結局、MGを購入しても、フィルムスキャンは2~3回しか使わず、CCDスキャナであるメリットを活かすような使い方はできませんでした。手書き印刷も最初の数回だけ。ハイスペックを活かすことなく10年が過ぎ、廃棄となってしまったのです。

これこそ、宝の持ち腐れ、ですね。

今回購入したTS8330もどれくらい使いこなす(使い倒す?)ことができるかわかりませんが、また10年くらい使えたらいいな、と思っています。

そんな訳で、次回の比較記事は2030年を予定しております!乞うご期待?!(笑)

初稿:2020年12月25日

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