ブリッジアダプタでホストのNICを指定して、ゲストOS内でホストOSと同じセグメントの固定IPを割り振ってしまえば、何の苦労もなくホストOSからゲストOSにtelnetだろうとFTPだろうとつながります。同じネットワーク内からは、あたかも別PCのように。
でもホストOSと同じセグメントに、割り振れるIPがもうなかったら…。もしくは、勝手にIPアドレスを割り振れる立場になかったら…。
ということで、ホストOSからゲストOSにtelnetするために、別の方法を試してみました。手順を忘れそうなのでメモメモ。
まず、ホストOSにネットワークカードを追加。といっても物理的に追加するわけじゃなくて、ループバックアダプタを追加します。
以下、ホストOSはWindowsXP SP3、ゲストOSはRedHat Enterprise Linux 5.3での手順。
- コントロールパネルから「ハードウェアの追加」を起動
- 「次へ」をクリック
- 「はい、ハードウェアを接続しています」を選択して「次へ」
- 「新しいハードウェアデバイスの追加」を選択して「次へ」
- 「一覧から選択したハードウェアをインストールする(詳細)」を選択して「次へ」
- 「ネットワークアダプタ」を選択して「次へ」
- 「Microsoft」「Microsoft Loopback Adapter」を選択して「次へ」
- 「次へ」をクリック
- インストールを完了させる
インストールしたループバックアダプタに固定IPアドレスを設定。例えば192.168.10.1。デフォルトゲートウェイやDNSは空欄でOK。
次にゲストOSにもネットワークアダプタを追加。ゲストOSが起動している場合は一旦終了させて、VirtualBoxのメイン画面から、ゲストOSを選択して設定画面を開く。
- ネットワークの「アダプタ2」をクリック
- 「ネットワークアダプタを有効化」をクリック
- 「割り当て」で「ブリッジアダプタ」を選択
- 「名前」で「Microsoft Loopback Adapter」を選択
- 「OK」をクリック
続いてゲストOSを起動し、eth1に固定IPアドレスを設定。ホストOSのループバックアダプタに設定したIPと同じセグメントでないとダメ。例えば192.168.10.100。デフォルトゲートウェイにはホストOSのループバックアダプタに設定したIPを指定。ここでは192.168.10.1。
あとはゲストOSのネットワークを再起動し、telnetサーバやFTPサーバを起動させれば、ホストOSから接続することができる。ここでは、telnetなら接続先に192.168.10.100。
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