高速読み書きできるディスクでの連続耐久試験を行うため、現在のRHELサーバにSASディスクを追加するための手順めもめも。
この一連の作業を行う前に、サーバマシンにSASを接続しておきましょう。
今回追加するSAS一式
SASインターフェース | Adaptec RAID ASR-2405 RoHS Kit |
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SASディスク | Seagate ST373455SS(73.4GB SAS3.0Gb 15000rpm 16MB) |
SAS接続ケーブル | 2232000-R SFF-8087 to SFF-8482 SASファンアウトケーブル |
管理ツールのインストール
SASの設定や管理は、基本的にリモートPCから操作できるようになっています。インストール時には、特に何か操作する訳ではありませんが、今後の管理のためにインストールしておきます。
リモートPCに、添付の Adaptec Storage Manager をインストール。
Adaptec Storage Manager を起動。
Add をクリックし、SASをインストールするサーバマシンを追加する。ユーザーは root で。入力後、Connect。
Enterprise View にサーバマシンが追加されるので、SASアダプタ(Adaptec 2405)を選択する。
画面右側に、接続しているHDDの情報が表示されればOK。
SASの初期化とマウント
次に、サーバマシンにtelnetでログインし、SASを利用可能にします。
telnetでログインし、rootユーザーにスイッチ。
/var/log/dmsgで、SASが認識されていることを確認。
scsi2 : aacraid Vendor: SEAGATE Model: ST373455SS Rev: 0002 Type: Direct-Access ANSI SCSI revision: 05 scsi 2:1:0:0: Attached scsi generic sg2 type 0
パーティションを作成。
# fdisk /dev/sdb このディスクのシリンダ数は 8909 に設定されています。 間違いではないのですが、1024 を超えているため、以下の場合 に問題を生じうる事を確認しましょう: 1) ブート時に実行するソフトウェア (例. バージョンが古い LILO) 2) 別の OS のブートやパーティション作成ソフト (例. DOS FDISK, OS/2 FDISK) コマンド (m でヘルプ): m コマンドの動作 a ブート可能フラグをつける b bsd ディスクラベルを編集する c dos 互換フラグをつける d 領域を削除する l 既知の領域タイプをリスト表示する m このメニューを表示する n 新たに領域を作成する o 新たに空の DOS 領域テーブルを作成する p 領域テーブルを表示する q 変更を保存せずに終了する s 空の Sun ディスクラベルを作成する t 領域のシステム ID を変更する u 表示/項目ユニットを変更する v 領域テーブルを照合する w テーブルをディスクに書き込み、終了する x 特別な機能 (エキスパート専用) コマンド (m でヘルプ): n コマンドアクション e 拡張 p 基本領域 (1-4) p 領域番号 (1-4): 1 最初 シリンダ (1-8909, default 1): Using default value 1 終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (1-8909, default 8909): Using default value 8909 コマンド (m でヘルプ): p Disk /dev/sdb: 73.2 GB, 73283928064 bytes 255 heads, 63 sectors/track, 8909 cylinders Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes デバイス Boot Start End Blocks Id System /dev/sdb1 1 8909 71561511 83 Linux コマンド (m でヘルプ): w 領域テーブルは交換されました! ioctl() を呼び出して領域テーブルを再読込みします。 ディスクを同期させます。
ext3でフォーマット。
# mkfs.ext3 /dev/sdb1 mke2fs 1.39 (29-May-2006) Filesystem label= OS type: Linux Block size=4096 (log=2) Fragment size=4096 (log=2) 8945664 inodes, 17890377 blocks 894518 blocks (5.00%) reserved for the super user First data block=0 Maximum filesystem blocks=4294967296 546 block groups 32768 blocks per group, 32768 fragments per group 16384 inodes per group Superblock backups stored on blocks: 32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208, 4096000, 7962624, 11239424 Writing inode tables: done Creating journal (32768 blocks): done Writing superblocks and filesystem accounting information: done This filesystem will be automatically checked every 31 mounts or 180 days, whichever comes first. Use tune2fs -c or -i to override.
マウント。
# mount -t ext3 /dev/sdb1 /SAS
fstabに設定。
/dev/sdb1 /SAS ext3 defaults 0 2
以上、お疲れ様でした!
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