破損したZIPファイルを修復して解凍する

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基本的に、ZIP書庫はファイルサイズ4GBを超えると破損しやすいと聞きます。一応、4GBが上限とも言われていますし。

ですが、4GBを超えても圧縮することは可能です。実際、Windows10上で4GBを超えるZIP書庫を作成することはできました。

しかし、それを解凍しようとすると「圧縮(ZIP形式)フォルダーは空です。」と言われて解凍できなくなりました。

圧縮フォルダーは空です

他の解凍ソフト(Lhaplus、Explzhなど)でも、ZIP書庫の中身までは見ることができても、解凍しようとするとエラーになってしまいました。圧縮した時点で壊れていると思われます。

壊れたZIPファイルを開くには

そんなときの救世主が「WinRAR」。

上記のような制限以上の巨大なZIPファイルも、開けるところまで開いてくれて、別のZIPファイルに保存し直してくれます。しかも、WinRARで修復済みのZIPファイルは、Windowsの右クリック「すべて展開」で解凍できる!

ただし、あまりに巨大なファイル(自分の環境では8GB以上のファイル)だと、WinRARで修復したとしてもWindowsの「すべて展開」では解凍できなかったので、その場合は素直にWinRARで解凍しましょう。

注意点としては、WinRARは修復できるファイルだけ抽出する、という動作のため、ZIP書庫内の全てのファイルが修復できる訳ではないということ。多少は諦めも肝心です。

WinRAR自体は有料(買い切りタイプ)ですが、40日間の無料体験ができるため、とりあえず目の前にあるZIPファイルを修復したい!ということであれば、無料でできます。

その後使い続けたい場合は、ライセンスを購入しましょう。その際は、開発元のドイツではなく、日本のサイトから購入することをお勧めします。

WinRARインストール手順

WinRAR公式サイト

まずは緑色のボタン「無料ダウンロード」でダウンロードページへ。

WinRARダウンロード

ご自分の環境に合う方(Windows11の場合は64ビットOS版、Windows10の場合は環境に合わせて)をクリックしてダウンロードします。

ダウンロードが完了したら、ファイルを実行します。インストール先は、特にこだわりが無ければデフォルトのままで。

インストール先

インストールはすぐに完了します。続いて関連付けやインターフェース、シェル統合など。ここはお好みで。自分は関連付けを全て解除しておきました。

関連付け等の設定

以上でインストールと初期設定が完了です。最後にOKボタンをクリックして、インストーラーを終了します。

インストール完了

WinRARの使い方簡易説明

ZIPファイルを右クリックして「WinRARで開く」を選ぶか、同じく右クリックして「プログラムで開く」から「WinRAR archiver」を選んで開きます。もしくはWinRARを起動して、ドラッグ&ドロップでZIPファイルを放り込んでもOK。

右クリックしてWinRARから開く

ZIPファイルを読み込むと、ZIPファイルの中身が一覧で表示されます。

ZIPファイルを読み込んだ

「フォルダに解凍」をクリックすれば、ZIPファイルがある場所にZIPファイルと同じ名前のフォルダを作成して、その中に解凍してくれます。

破損したZIPファイルを修復したい場合は、上部メニューの「ツール」を開き、「書庫を修復」を選んで修復を実行します。

ZIPファイルの修復

さいごに

ということで、破損したZIPファイルを可能な限り修復するための手順メモでした。

当然ですが、この手順でも修復できないことも多いです。特に、完全に破損してしまったZIPファイルだと絶望的。あくまで「壊れたファイルから、ひとつでも多くファイルを取り出せる可能性のある手順」ということで。

以上、今日の作業は終了です。お疲れ様でした!

初稿:2023年10月11日

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