DELL Vostro3250には、購入時からWindows10が入っていましたが、動作がとにかく遅く、実用には向かないということで放置されていました。
ちなみにスペックは、CPUがCore i3-6100で、メモリが4GB PC3-12800 DDR3L。速度比較で使用したCore2Duo E7500、3GB PC2-5300 DDR2のWindows10よりも動作が重い。クリーンインストールした直後ですら、E7500に負けるほど。
ということで、潔くWindows10は諦め、次期社内サーバ用にCentOS8.1をインストールすることにしました。インストーラーは7GBほどあるので、ブータブルUSBメモリからインストールします。
しかし、インストーラーを立ち上げるまでに戸惑うことがあったので、備忘録としてメモメモ。
BIOS設定画面の立ち上げ方
DELL Vostro3250のBIOS画面を立ち上げるには、PCの電源を入れ or PC再起動後、画面中央にDELLのロゴマークが表示されたら、とりあえずF2キーを連打していればOK。
連打しなくても、F2キーを押すタイミングは画面に表示されるのでわかるのですが、連打しておいた方が確実かな、と(笑)
Vostro3250のBIOS
Vostro3250に搭載されているBIOSは、Aptio Setup Utilityと表示され、BIOSのバージョンは3.5.2でした。
設定画面の見た目は、他のBIOSと大きく変わらないので、何となく設定できそうな気がしますが、戸惑ってしまったのがブートオプション。
ブートオプションでは、起動させるデバイスの優先順位を決めることができるのですが、起動させるデバイスの選択項目には「Windows」しか表示されないのです。
光学メディアドライブの項目も無ければ、USBの項目も無し。
とりあえずブータブルUSBメモリをPCに挿し、再起動してから再度BIOS画面でブートオプションを見てみましたが、やはり起動順の選択項目にUSBメモリが表示されず。
ブートデバイスは自分で登録する必要あり
他のBIOSでは見慣れない「File Browser Add Boot Option」と「File Browser Del Boot Option」という項目があったので、試しにこの辺を触っていたところ、ようやく方法がわかりました。
USBブートするには、以下の手順でブータブルUSBメモリを登録し、USBブートを優先にする必要があります。
- BIOS画面の「Boot」というタブに移動
- USBメモリをPCに挿した状態で「File Browser Add Boot Option」を選択
- 「USB: USB Flash Disk」を選択(USBが表示されない場合は、USBメモリを挿したままPCを再起動)
- 「<EFI>」を選択
- 「<BOOT>」を選択
- 「BOOTX64.EFI」を選択
- Input File Nameは、Boot Option Prioritiesでの選択項目に表示される名前になるので、「USB Memory」などわかりやすい名前を自由に入力
- Boot Option Prioritiesで、Boot Option #1に7番で入力した名前のデバイスを選択
以上です。
さいごに
他のBIOSでは、USBメモリを挿しておけば、優先で起動させるデバイスの選択画面に自動で追加されますが、Aptio Setup UtilityというBIOSでは、どのデバイスの何というファイルから起動するか、を設定する必要がありました。
ひとつのドライブから複数のOSを起動させる場合などには有効な手段なのかもしれませんが、今回はただ単にブータブルUSBメモリからLinuxをインストールしたかっただけなので、この設定方法に戸惑いました。
今後、またこのようなBIOSが搭載されたPCを扱うことも考えて、メモメモ。
コメント
2日ぐらい悩んだ後、ここにたどり着きました。ありがとうございます。広告をクリックしておきました。
お役に立てたようでしたら何よりです。
ご丁寧にありがとうございます。