Sambaで共有をかけているので、あまりFTPを使う機会はありません。でも、全く使わない訳ではないので、とりあえずFTPサーバを入れておきます。
ローカル環境でしか使わないサーバなので、FTPSだとかSFTPだとかSCPなどセキュリティを考慮したプロトコルは使いません。
vsftpdのインストール
vsftpdのインストールはyumコマンド一発でOK。
# yum -y install vsftpd
vsftpdの設定
そのままでは他のマシンから接続ができないので、最低限の設定だけを行います。
まずは設定ファイルの変更から。
# vi /etc/vsftpd/vsftpd.conf
変更が必要な部分だけを以下にまとめます。
anonymous_enable=NO(YESをNOに)
ascii_upload_enable=YES(コメントを外す)
ascii_download_enable=YES(コメントを外す)
以下の指定は、ファイルの最後に追記します。
pasv_enable=YES
pasv_min_port=60950
pasv_max_port=60999
pasv_addr_resolve=YES
pasv_promiscuous=YES
あとは、設定ファイルで指定したポートを開放してあげましょう。
firewall-cmd --permanent --zone=public --add-service=ftp
firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=60950-60999/tcp
firewall-cmd --reload
ちなみに、ポート番号はぜひ60950~90999ではなくても大丈夫です。とりあえず40000以上の数字で、20~30くらい確保しましょう。設定ファイルに記述したポート番号と同じポートを開放すればOKです。
あとはvsftpdを自動起動設定して、起動してあげましょう。
# systemctl enable vsftpd
# systemctl start vsftpd
さいごに
以上で、vsftpdのインストールと設定が終わりました。Sambaで共有していないディレクトリにあるファイルをダウンロードしたり、アップロードする場合にはFTPが便利かもしれませんね。
お疲れ様でした!
初稿:2019年2月19日
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