仕事で、とにかく高速なHDDが必要になったので、導入することになったSerial Attached SCSI。略してSAS。
SATAがシリアルインターフェイスのATAなのに対して、SASはシリアルインターフェイスのSCSI。主にサーバ用途向けなのかと思いきや、PCIやPCI-Express用のインターフェースカード(RAIDカード)も発売されているらしい。
そして、SASインターフェイスではSATA規格のディスクも使えるらしいので、やろうと思えばSASとSATAが混在したRAIDも組めるのかな。でも、逆にSATAインターフェイスにSASを接続するのはダメなんだとか。
さて、実際にSASを組み込んだPCで、SATAとの性能比較をしてみました。PCの性能は以下の通り。
CPU | Core 2 Quad Q9400(2.66GHz) |
M/B | G31MX-K 2.0 |
メモリ | PC2-6400 2GB |
SAS I/F | Adaptec SAS-2405 |
SATA HDD | Seagate 7200rpm 500GB ST3500320AS |
SAS HDD | Seagate 15000rpm 73.4GB ST373455SS |
いつものように12回計測し、最低と最高の結果を除いた10回分の結果の平均値をだしてみたところ、以下のような成績に。
SASのR/W平均性能 | |
Read | 124.6MB/s |
Write | 119.0MB/s |
SATAのR/W平均性能 | |
Read | 86.8MB/s |
Write | 69.3MB/s |
1GBファイルの平均コピー速度 | |
SATA -> SAS | 60.3MB/s |
SAS -> SATA | 71.9MB/s |
SAS -> SAS | 52.5MB/s |
SATA -> SATA | 29.2MB/s |
なかなか驚きの結果でした。やはりSASは速いんだなぁ。
自宅のPCの起動ドライブに欲しいところだけど、たぶんSASを入れるくらいなら、SSDにした方がいいのかもしれない…特に個人だと。
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