SASを入れたPCの熱対策は、強制エアフローで解決

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先日、会社のPCにSASを組み込み、順調に動いていたのですが、何気なくPC本体を触ってみたらその発熱にびっくり。SAS周辺はかなり熱くなっていて、このまま動かしっぱなしにしているのは危険そうな雰囲気ムンムンな状態。

そもそもこのPCはドスパラのマイクロATXケースで、かなり小さいタイプ。吸気はケース側面にある吸気穴からで、排気は電源のファンのみ。きっとケース内の温度を測ってみたら、相当にやばい温度になっているような気がする…。

ということで、急遽秋葉原まで買い物に行き、冷却対策パーツを買いあさってきました。

ケースに着ける吸気用12cmファン、排気用9cmファン、5インチベイに入れるタイプのファン3つ付きの3.5インチHDDマウンタ、PCIスロット部分に装着する排気用ファン。ついでにHDDを冷やすためにHDD底面に装着するタイプのHDDクーラーも。そしてデジタル温度計。

これでどれくらい温度が下がるのかわからないけど、真夏でも安定した温度を保てればいいなぁ。

…やっぱり、ケースを換えた方がいいですかねぇ(笑)

冷却アイテムの取り付け

さっそく買ってきた冷却アイテムを取り付けてみました。

が、ドスパラのケースは、正面から向かって左側の側面パネルは開けられるけど、向かって右側のパネルは外せないようになっていて、しかも5インチベイも3.5インチベイも片側のみネジ止めするタイプだったので、結構苦労しました。

5インチベイに移植する予定だったSASですが、フロントに3連ファンつきのカバーを付けてしまうと、SASのHDD自体を固定する部分がネジひとつだけになってしまって、非常に危険な感じ。どうやっても1箇所での固定しかできないので、タイラップと固定用テープでがっちり固定。二度と取り出せないくらいの勢い(笑)

もともと入っていた3.5インチのSATAも、はじめからセットされている場所(前側の空気取り入れ口の下の部分)ではとてもじゃないけど熱が滞留してしまうような位置なので、HDDクーラーを付けて5インチベイの下にある3.5インチのオープンベイへ。

ケース後ろに9cmの排気用ファンをつけ、ケース左側面パネルの吸気穴部分に12cmの吸気用ファンをつけ、PCI Expressスロットに刺さっているSAS I/Fにほぼ密着するようにPCIスロット用排気ファンをつけ、SASに温度計をペタリ。

リストにしてみると、

【吸気】
・5インチベイ最上段にSAS冷却用3連ファン
・ケース左側面吸気穴に12cm吸気用ファン
・ケース正面に吸気穴(9cmファンが付けられそうな大きさ)

【排気】
・ケース後ろに9cm排気用ファン
・PCIスロット部分に排気用ファン
・電源の10cm排気用ファン

という配置。

吸気過多だけど、細かい穴などは目張りしてしまったので、ケース内ではあまり滞留しない…はず。

これで、対策前は手で持っていられないほど熱くなっていたSASが、どんなにラッシュをかけてもほぼ32度前後で安定するほどに。ちなみに室温は26度くらい。

この劇的な変化にびっくりだけど、逆に言えば、ここまでやったんだからこの結果は当然だ!…とは言いたい(笑)

ケース内のほかの部分もかなり熱がなくなっているので、とりあえずこれで夏も安心かもしれない、かな。なにか見落としがありそうで怖いけど…。

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