今回は、息子のPCを更新しようとして発生した問題と、解決について。
息子のPCは、B360+i5-8400で、GeForce RTX3050(6GB版)を載せていました。メモリの搭載量が8GBだったので、16GBに増やしてあげようと思った矢先、B550+Ryzen 7 5700Gを安価で譲ってもらえる話があったので、環境を更新することにしました。
PCを組み直し、まずは最小限の環境でWindowsのインストール。アップデートを含め問題なく完了したので、いざRTX3050(6GB版)を組み込んだのですが…問題が発生しました。
RTX3050(6GB版)で起動不能
電源を入れると、本来ならBIOSの画面が出るはずなのですが、画面は真っ黒のまま。マザーボードのシグナルLEDがいくつかチカチカしているのですが、一向に起動する気配なし。
そのうち、ビープ音が何度か鳴り、明らかにBIOS起動エラーっぽい感じに。
試しにRTX3050(6GB版)を外すと、正常に起動する。もう一度組み込むと…やっぱり起動しない。
BIOSの設定で、CSM・Above 4G Decoding・Resizable BARあたりの設定を変えてみたりもしましたが、やっぱりダメ。CMOSクリアしてもダメ。
優先グラボを内蔵にすると…
BIOSの設定で、優先するグラボをオンボードにしてから、RTX3050(6GB版)を組み込むと、とりあえず起動できました。
Windowsが起動した後、デバイスマネージャーで確認してみると、ディスプレイアダプターの項目にはオンボードのディスプレイアダプターと、もうひとつMicrosoft基本ディスプレイアダプターに黄色い三角のビックリマークがついているものが表示されています。
ドライバが未導入だったので、まずはGeForce公式ドライバをインストール。すると、正しくRTX3050として認識されました。
画面をカメラで撮影したので見辛いですが、GPU-Zで確認してみたところ、問題なさそう。
Bus Interfaceの横の「?」から、Render Testを実行してみましたが、こちらも問題なし。
ですが…この後、PCを再起動したところ、またBIOSが起動しなくなりました。CMOSクリアで何とか復旧。
何度やっても、再起動するとBIOSが起動しなくなってしまう状態が繰り返されるだけでした。
RTX3050(6GB版)が壊れているのかと思い、B360+i5-8400に組み込んでみたところ、こちらでは問題なく使用できます。ということは…B550環境との相性問題?
ちなみに、B560+i5-11400の予備環境にRTX3050(6GB版)を組み込んでみたところ、こちらでもBIOSが起動しなくなりました。
原因を探る
ひとつ解せないのは、私のメイン環境(B560+i5-11400)で、RTX3050(8GB版)が動いているのです。6GB版と8GB版は全然別物、という話を聞くので、8GB版が動いているから6GB版も動くとは限らないとは思うのですが…。
せっかくなので、検証してみることにしました。
| A環境 (新息子機) | ASRock B550M Pro4 Ryzen 7 5700G DDR4-3200 16GB |
|---|---|
| B環境 (旧息子機) | ASRock B360M-HDV Core i5-8400 DDR4-2666 8GB |
| C環境 (私メイン機) | ASRock B560M-HDV Core i5-11400 DDR4-3200 32GB |
| D環境 (私予備機) | ASRock B560M-HDV Core i5-11400 DDR4-2666 8GB |
ここまででわかっているのは、
- A環境でRTX3050(6GB版)が動かない
- B環境でRTX3050(6GB版)が動く
- C環境でRTX3050(8GB版)が動いている
- D環境でRTX3050(6GB版)が動かない
という状態。
まず、C環境で動いている8GB版を、A環境とD環境に組み込んでみたところ…動きました。ということは、6GB版に何かしらの相性問題がありそう。一応B環境も試しましたが問題なし。
今度は、C環境に6GB版を組み込んでみたところ…なんと動きました。D環境と同じなのに、こちらは何の問題もなく。試しに負荷をかけてみましたが、大丈夫でした。
ということでまとめると、
- A環境でRTX3050(6GB版)が動かないが、RTX3050(8GB版)は動く
- B環境でRTX3050(6GB版)もRTX3050(8GB版)も動く
- C環境でRTX3050(6GB版)もRTX3050(8GB版)も動く
- D環境でRTX3050(6GB版)が動かないが、RTX3050(8GB版)は動く
という結果に。
C環境とD環境の違いは、メモリがC環境はDDR4-3200を32GB、D環境はDDR4-2666を8GBというだけ。マザーボードは同じものです。なので、試しにD環境にDDR4-3200を32GB積んでみたけど、結果は変わらず。
これで差異がなくなった…と思いましたが、ひとつ忘れていました。それは、BIOSのバージョン。
C環境のBIOSのバージョンは1.30で、D環境は2.10でした。つまり、D環境の方が新しいBIOSになっています。
…ということは、BIOSのバージョンによってRTX3050(6GB版)が動かないという可能性がある?だって、BIOSのバージョンだけが、見つけられた違いなのですから。
ちなみにA環境でRTX3050(6GB版)が動かない原因は不明。もしかしたら、こちらもBIOSのバージョンが新しい(2.10でした)からかもしれませんが、未検証です。
ということで
C環境、つまり私のメイン機でRTX3050(6GB版)が動くので、私のメイン機に6GB版を入れて、私が使用していた8GB版を新息子機に入れることにしました。要するに、息子とグラボの「交換」をした形になりますね。
今のところ、私は6GB版で全く不都合を感じていませんし、必要になればまた別のグラボを考えればいいので、今のところはこのままで。
そうそう、その後、DDR4-3200の8GBを2枚譲ってもらうことができた(正確には物々交換した)ので、息子機はDDR4-3200 8GB×4枚で計32GBになりました。結果的に、親より良い環境になったじゃないか…。
そんな訳で、旧息子機で使用していたGeForce RTX3050(6GB版)では、このような結果になりました。他のRTX3050(6GB版)でも同じことが起きるかどうかは、わかりません。ですが、これから導入しようと思っている方がいましたら、こんなことがあるかもしれないよ、と、念のため頭の片隅に置いておくといいかもしれません。
今日の作業は以上です。お疲れ様でした!

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